アートメイク直後が濃く見えるのはなぜ?落ち着くまでの経過と対処法
「眉のアートメイクを入れた直後に鏡を見たら、思ったより濃くてびっくりした」
そんな不安を感じている方も、多いのではないでしょうか。
実は、アートメイク直後に濃く見えるのは、正常な経過のことがほとんどです。時間の経過とともに自然な色に定着するので、焦る必要はありません。
ただし、1か月ほど経過しても濃さが気になる場合は、アートメイク除去などの選択肢もあります。
ここでは、アートメイク直後が濃く見える理由から、落ち着くまでの経過、注意すべき行動、濃すぎると感じたときの対処法まで詳しく解説します。
アートメイク直後が色が濃く見える理由

アートメイク直後に、色が濃く見える理由は大きく分けて以下の2つです。
- 色素が肌表面に残っているから
- 皮膚の炎症や赤みによるもの
ひとつずつ見ていきましょう。
色素が肌表面に残っているから
アートメイクは、皮膚の浅い層(表皮〜真皮のごく浅い部分)に色素を注入する施術です。
施術直後は、皮膚表面に色素が一時的に多く残っているため濃く見えます。
皮膚の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーが進むにつれて、余分な色素が体内から出ていきます。
皮膚の炎症や赤みによるもの
施術直後は炎症や赤みの影響で、アートメイク部分が濃く強調されて見えることがあります。
アートメイクの施術は、医療用の針を使い、皮膚表面に微細な傷をつけて色を注入します。そのため、施術直後は軽い炎症や赤みが出ることがあります。数日経つとかさぶたになることもめずらしくありません。
赤みや炎症が落ち着くと、肌のトーンが正常になりアートメイクの濃さも気になりにくくなります。
アートメイク直後から落ち着くまでの経過

アートメイク直後から色の濃さが落ち着き、定着するまでの過程は以下の通りです。
1〜3日目|炎症やかさぶたで濃く見える時期
施術直後は、皮膚にアートメイクの色素がしっかり残っています。また、炎症や赤みの影響で色が濃く見える時期です。
皮膚の表面にかさぶたが形成され始め、全体的に「濃い」印象になります。この時点で、濃さが気になったとしても、徐々に薄くなる可能性が高いので、経過を見守りましょう。
4〜7日目|かさぶたが剥がれる時期
アートメイク後にできたかさぶたが、徐々に剥がれ落ちる時期です。この期間は、かさぶたを無理に剥がさず、自然に治るのを待ちましょう。
「薄くなりすぎた」と感じることもありますが、定着段階に入っているため、気にしすぎないようにしましょう。
1〜2週間後|自然に色が落ち着く時期
かさぶたも治り、色味が少しずつ安定します。一方で、ムラや薄めに見えることもありますが、後々変わる可能性があるので、焦らずにケアを続けましょう。
1か月後|定着した自然な発色
1か月ほど経つと、色素が肌に定着します。1回目のアートメイクの場合、色をより定着しやすくするため、2回目の施術(リタッチ)を行い、理想の形や色味に近づけます。
アートメイク直後の濃さをカバーする方法

アートメイク直後に濃いと思った場合は、以下の方法で見た目の違和感をカバーできます。
- 前髪で隠す
- メイクを調整する
- 帽子を被る
アートメイク施術後は、皮膚がデリケートな状態で、炎症や赤みが出やすい時期です。アートメイク当日は肌への負担が少ないよう、メイクや帽子を被ることで摩擦が起きないようにしましょう。
アートメイク直後に避けるべき行為

アートメイク施術の直後は、以下の行為を避けましょう。色の定着や回復を遅らせる原因となります。
- かさぶたを無理やり剥がす
- 眉毛を強く擦る
- 紫外線を浴びる
- サウナ・プール・入浴など
かさぶたを無理やり剥がす
アートメイク直後は、施術部位に微細な傷がつくため、治癒反応でかさぶたが形成されます。かさぶたを無理に剥がすと「色ムラ」「脱色」「炎症」のリスクが高まるため、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
眉毛を強く擦る
洗顔時やスキンケア時に眉毛を強く擦ると、炎症を悪化させる可能性があるので注意してください。たとえば、クレンジングやタオルで顔を拭く行為は肌に負担がかかる可能性があります。
アートメイク直後は、施術部位を避けてやさしく洗顔してください。
紫外線を浴びる
アートメイク直後に紫外線を浴びると、色素が褪せてしまう可能性があります。施術後2週間を目安に日焼け対策を徹底して行いましょう。
サウナ・プール・入浴など
サウナや入浴、プールは新陳代謝を高めます。アートメイク直後に行うと色素が落ちやすくなる可能性があります。
また、肌の炎症が悪化することもあるので、1週間程度は避け、入浴はシャワーのみですませましょう。
アートメイクが濃すぎるときの除去治療

アートメイク施術から1か月以上経って「濃すぎる」「色味を薄くしたい」と感じた場合、医療機関でのアートメイク除去の選択肢があります。
当院でのアートメイク除去の症例と、除去を検討すべきタイミングをご紹介します。
アートメイク除去の症例を紹介
当院では、アートメイクが濃く入りすぎた・デザインが合わないなどのお悩みに対し、レーザー除去による対応を行っています。
以下の症例は他院で入れたアートメイクをピコレーザーで除去した症例です。



施術名 | 西川式アートメイク除去 |
|---|---|
施術の詳細 | ピコレーザーによるレーザー照射で色素を破壊し、アートメイクを薄くする施術 |
料金 | 片眉1回あたり19,800円(モニター価格) 片眉1回あたり24,800円(通常価格) ※自由診療となります |
施術後のダウンタイム | 水疱、赤み、炎症後色素沈着、色素脱失、脱毛、痒み、腫れ、熱感、内出血、などを生じることがあります。 ※個人差があります |
担当医師 | 銀座院:西川医師、常勤医師(レーザー担当) |
アートメイク除去を検討すべきケースとタイミング
アートメイクから1か月以上経過したあと、以下のケースではアートメイク除去の選択肢があります。
- 色が濃くメイクで隠せない
- デザインが気に入らない
- デザインが左右非対称
- 色味が不自然
当院は、眉アートのお悩みに対して、無料カウンセリングを受け付けております。アートメイク専門の医師とスタッフが多数おりますので、お気軽にご相談ください。
施術直後の濃さはプロセスの一部。焦らずに正しいケアを
アートメイク直後は濃いと感じることが多いですが、時間の経過とともに、赤みが引き、自然な仕上がりになります。濃いと思った場合でも、約1か月間は正しいケアを続けましょう。
ただし、1か月以上経過して「濃すぎる」「バランスが気になる」と感じた場合、アートメイク除去の選択肢があります。
アートメイクの色が気になったまま長期間過ごすのは、毎日の気分を左右するかもしれません。「色が濃すぎて、どうすればいいのかわからない」とお悩みの方、ぜひアートメイク専門のTHE ARTMAKE TOKYO(ジアートメイク・東京)にご相談ください。