リップアートメイクのダウンタイム経過や症状|直後から食事はできる?

すっぴん時の血色感の向上を目指すリップアートメイク。しかし、リップアートメイクには、痛みや腫れ、皮むけといった経過を伴うダウンタイム期間があります。

 

ダウンタイム期間中、日常生活に支障が出ないか心配ですよね。どのタイミングで、どのような症状が出るのか理解しておくことが、「アートメイクがバレてしまったらどうしよう」「色ムラが出てしまった」といった不安や後悔を減らす助けになります。

 

本記事では、リップアートメイクのダウンタイムについて解説します。正しい情報を確認し、内容を理解したうえで施術に臨みましょう。

 

リップアートメイクのダウンタイムはどれくらい?症状と期間の目安

 

まずは、リップアートメイクのダウンタイムについて基本的な情報をお伝えします。主な症状や期間の目安について知識を深めましょう。

 

ダウンタイム期間の平均

一般的に、リップアートメイクのダウンタイム期間は、施術後1週間程度が目安です。

 

施術直後は唇が濃く見えたり、赤みや腫れが気になることもありますが、数日で目立ちにくくなる傾向にあります(※個人差あり)。その後、皮むけや乾燥を経て、色が馴染んでいきます。

 

体質や生活習慣によって個人差はありますが、1週間前後で見た目が落ち着く傾向にあります(経過には個人差があります)。

 

腫れ・皮むけ・色の変化のピークはいつ?

施術直後から翌日にかけては、唇が赤く腫れ、色味が濃く見えることがあります。見た目の変化を感じやすいタイミングです。

 

2〜3日目にはむくみが落ち着いていく一方で、皮がめくれ始め、色ムラやカサつきが目立ちやすくなります。

 

この時期が、ダウンタイム中でもとくに見た目の変化を感じやすい時期です。

 

その後、5〜7日目には腫れや痛み、皮むけは落ち着き、色味が落ち着いて見える傾向にあります。

 

個人差が出る3つの要因

リップアートメイクのダウンタイムは、以下3つの要因によって個人差が生じます。

 

  • 体質
  • 施術方法
  • 生活習慣

 

たとえば、肌のターンオーバーが早い人や乾燥しやすい人は、色素の定着や皮むけの進行に影響が出る場合があります。

 

また、色素の深さや麻酔の使い方など、施術方法によってもダウンタイムの反応の出方に差が出ることがあります。

 

さらに、アフターケアの丁寧さや紫外線への配慮など、生活習慣も仕上がりの印象に影響する場合があるため注意が必要です。

 

リップアートメイクのダウンタイム中の経過

 

ここでは、リップアートメイクのダウンタイムがどのような経過をたどるか具体的に解説します。

 

それぞれの時期に唇がどのような状態になっているか、また、どのような点に留意すべきかを理解し、適切なケアができるようにしましょう。

 

施術当日〜翌日:腫れと色の濃さ

リップアートメイクの施術当日から翌日にかけては、唇が赤く腫れたように見え、色味も想像以上に濃く感じることがあります。

 

赤みやヒリつき、軽度の内出血のような反応が出ることもありますが、多くは一時的な反応で、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

 

この時期の唇はとてもデリケートな状態です。熱い飲み物や刺激の強い食事、唇への摩擦などはできる限り控えると安心です。

 

2〜5日目:皮むけとカサつき

2〜5日目は唇の表面に薄い皮やかさぶたが現れ、自然に剥がれ始める時期です。

 

この過程で一時的に色ムラが目立つこともありますが、これは色素が定着していく段階です。つい皮を剥がしたくなるかもしれませんが、無理に剥がすと色素が抜けるリスクがあるため注意しましょう。自然な剥離を待つことで、仕上がりがより安定しやすくなります。

 

また、乾燥しやすくなる時期でもあるため、クリニックで処方される軟膏などでしっかりと保湿するよう心がけましょう。

 

6〜7日目:色が薄くなる時期

ようやくダウンタイムのピークを越えたと感じる人が増えてくるのが、リップアートメイクの施術から6〜7日が経った頃です。

 

腫れや皮むけなどの目立つ反応は落ち着いてきて、唇の質感もなめらかになってきます。この頃には、施術直後の濃い色味が徐々に落ち着き、自然な色味に近づいていきます。

 

思ったより色が薄くなったと感じることもありますが、それは色素が肌に定着していく過程の一部です。

 

日常生活にも支障がほとんど出にくくなり、メイクなしでも自然な印象に見えやすくなります。

 

2週間後〜:自然な色に戻る時期

施術から2週間が経過すると唇の状態は落ち着き、見た目も自然な色合いに見えるようになる傾向にあります。

 

これまでの腫れや皮むけなどの反応も見られなくなり、外見上はダウンタイムがほぼ終了するタイミングです。

 

発色も定着してきて、この頃から仕上がりの雰囲気を実感する方もいます(個人差あり)。

 

ただし、体質や施術後のケアの仕方などによって、色ムラが残るケースもあります。気になる場合はリタッチの要否について、医療機関へ相談してください。

 

リップアートメイクのダウンタイム中に避けるべきNG行動

 

リップアートメイクのダウンタイム期間中には、色素の定着を妨げないためにも避けておきたい行動があります。

 

ここからは、ダウンタイム中に避けるべきNG行動を4つ紹介します。

 

強い摩擦

ダウンタイム中の唇は皮膚が極めて薄くデリケートな状態です。摩擦によるダメージを受けやすく、色のムラが出たり、仕上がりに影響する場合があります。

 

唇にはできる限り触れず、優しく扱うようにしましょう。とくに、洗顔やクレンジング時の拭き取りの際は、強く唇をこすったりしないようご注意ください。

 

また、「キスはいつからできるのか?」という質問もよくありますが、皮むけが完全に終わり、皮膚の状態が落ち着くまでは控えた方が安心です。皮むけが落ち着く1〜2週間以降を目安とする案内が一般的です(施設により異なります)。

 

ただし、経過が順調でも、痛みや赤みが残っている場合は、さらに唇への接触を控えておくのが安心です。

 

唇へのメイク

施術後の唇にリップメイクを重ねるのは、一見唇をカバーしてくれそうですが実は逆効果です。化粧品に含まれる成分が施術直後でデリケートな唇に刺激を与え、炎症や色素の退色につながる可能性があります。

 

また、皮膚がまだ落ち着いていない段階でのメイクは、せっかくのアートメイクの仕上がりに影響する場合があります。一般的には、施術から7〜10日以上経ち、皮むけが落ち着いて色素が安定してからメイクを再開するようにと案内されることがあります(個人差・施設差あり)。

 

再開のタイミングに迷う場合は、施術を受けたクリニックの医師に相談してみましょう。

 

長時間の入浴やサウナ

 

長風呂や温泉、サウナ、岩盤浴など体を温めすぎる行為は控えることが推奨されます。体温が上がると血流が促進され、唇の腫れや炎症が長引いたり、色の定着に影響する場合があります。

 

また、この期間は湯船につかるのを控え、シャワーで短時間で済ませるのがおすすめです。無理に温めようとせず、体も唇もゆっくり休ませるイメージで過ごしましょう。

 

激しい運動や飲酒

ダウンタイム中の激しい運動は、全身の代謝や血流を過剰に高めてしまい、唇の腫れや赤みを強めたり、色素の定着に影響を及ぼす恐れがあります。

 

同様にアルコール摂取も血行を促進する作用があり、唇の状態に影響する可能性があるため注意が必要です。

 

ダウンタイム中は運動や飲酒を控え、身体への負担を減らして安静に過ごしましょう。

 

リップアートメイクをきれいに仕上げるためのダウンタイム中の過ごし方

 

リップアートメイクをきれいに仕上げるためには、ダウンタイム中の丁寧なケアが欠かせません。

 

ここからは、ダウンタイム中の適切なケアの方法をお伝えします。

 

適度な保湿

施術後の唇は乾燥しやすく刺激に敏感な状態です。そのため、ほんの少しの刺激でも赤みや色のムラにつながることがあります。

 

ダウンタイム中は丁寧に保湿して唇のコンディションを整えましょう。クリニックで処方される保護剤などを使用し、1日に数回優しく塗布してください。

 

とくに就寝前のケアは欠かさず行いましょう。

 

洗顔や歯磨き

施術後の唇は、非常にデリケートな状態で、菌が入り込むことで炎症や感染を起こす可能性があります。

 

そのため、洗顔や歯磨きの際にはとくに注意し、唇を清潔に保ちましょう。

 

施術から1週間程度は、唇に直接水や洗顔料が触れないように配慮し、洗顔は拭き取りタイプを活用すると安心です。

 

飲食後も唇に残った汚れをそのままにせず、柔らかいコットンやティッシュで優しく拭き取るようにしましょう。

 

紫外線対策

 

紫外線は色素の退色や変色につながる可能性があり、ダウンタイム中はとくに注意が必要です。外出時は帽子や日傘、サングラスを活用し、紫外線を遮断する工夫を意識しましょう。

 

ただし、施術直後は肌のバリア機能が低下しているため、日焼け止めの使用を避けるように案内されることがあります。

 

施術の前後2週間は、日焼けを避けることが推奨されます。肌のバリア機能を維持することで、仕上がりを安定させやすくなります。

 

ヘルペスや感染症の予防

リップアートメイクの施術後は、唇のバリア機能が一時的に低下しているため、感染症へのリスクが高まることがあります。

 

とくに、過去にヘルペスを経験したことがある人は注意が必要です。施術によって潜伏していたウイルスが再活性化する可能性があります。そのため、医師の判断のもと、あらかじめ抗ウイルス薬を服用し、発症リスクを抑えるケースがあります。

 

万が一、異常なかゆみや水疱が見られた場合は、我慢せず速やかにクリニックに相談してください。

 

腫れ・痛みへの対策

リップアートメイク後は腫れや赤み、痛みが現れることがありますが、多くの場合が正常な反応です。強い症状を感じるときは、清潔なタオルで包んだ保冷剤や冷たい濡れタオルで唇を軽く冷やすと、炎症が落ち着くことがあります。

 

ただし、冷やしすぎや濡れすぎは逆に刺激となるため、直接当てずに布で包むなど配慮が必要です。

 

痛みが長引く場合や腫れが強すぎるときは、市販の鎮痛薬を使用できる場合があります。ただし、使用する前には必ずクリニックへ相談してください。

 

症状が悪化したり熱感を伴ったりする場合は感染の可能性もあるため、自己判断せず専門家の指示を仰ぎましょう。

 

リップアートメイク直後から食事はできる?

 

リップアートメイク直後でも、軽食や常温の飲み物を摂れる場合があります(体調や医師の指示に従ってください)。

 

ただし、熱い飲食や辛い食品、アルコールなどは、唇に刺激を与えて炎症や腫れを強める可能性があるため、控えるようにしましょう。

 

食後は唇をゴシゴシ拭かず、清潔なティッシュやコットンで優しく押さえるようにしてください。施術後数日は飲食後のケアを欠かさず行い、飲食時には清潔なガーゼで唇を保護すると安心です。唇を清潔に保つことで仕上がりを整えやすくなります。

 

リップアートメイクで後悔しないクリニックの選び方

 

リップアートメイクは一度施術を受けると簡単には元に戻せないため、クリニック選びが重要です。

 

技術の差によって仕上がりに違いが出るだけでなく、ダウンタイムや色素の定着、アフターケアの対応にも差が生じます。

 

後悔しないためには、どのような観点からクリニックを選ぶとよいのか以下より解説します。

 

実績・症例数

施術の実績や症例数は、施術の安全性や仕上がりの質を判断する材料の一つです。

 

豊富な症例があるクリニックでは、さまざまな唇の形や色味に対応してきた実績があり、自分の希望に合うデザインを検討しやすくなります。

 

また、症例写真やビフォーアフターの記録を確認することで、施術の傾向や得意なデザインも把握可能です。

 

さらに、経験豊富な施術者がいることで、トラブル時の対応もスムーズで、仕上がりの安定性にもつながります。

 

施術者の技術力とカウンセリング力

リップアートメイクの満足度は、施術者の技術力とカウンセリング力によって左右されます。

 

色素の定着やデザインの仕上がりは技術に直結し、希望する色味や形を実現するには、丁寧なカウンセリングでの情報共有が重要です。

 

そのため、国家資格を持つ看護師や医師が施術するかどうかに加え、信頼できる研修を受けた施術者かどうかを確認しましょう。

 

また、リスク説明や経過の詳細を丁寧に行う施術者は、リスク説明や経過の案内が明確かを確認しましょう。

 

アフターフォロー体制の有無

施術直後は仕上がりに満足していても、日が経つにつれて色ムラや思わぬ違和感が出ることもあります。

 

そのため、再診や修正に対応できるアフターフォロー体制や、リタッチの内容・費用を事前に確認しておきましょう。

 

また、ダウンタイム中の相談がしやすい体制が整っているかや、トラブル時に迅速なサポートが受けられるかもチェックしておくと安心です。

 

ダウンタイムを乗り越えてTHE ARTMAKE TOKYOで理想のリップアートメイクを叶えよう

リップアートメイクのダウンタイムは、一般的には約1週間程度です。赤みや腫れ、皮むけといった反応が見られます。

 

リップアートメイクは、ダウンタイムを経て徐々に自然な色味へと落ち着いていく施術です。丁寧なアフターケアを心がけ、理想のリップアートメイクを目指せます。

 

THE ARTMAKE TOKYOでは、ダウンタイム期間の負担を軽減できるよう、刺激や痛みへの配慮を行う体制を整え、色味提案を行います。色や提案内容は個人差・希望により異なります。理想のリップアートメイクを目指して、丁寧にサポートしています。

 

リップアートメイクに関する相談を受け付けています(診療内容・費用・リスク等は公式情報をご確認ください)。

>>THE ARTMAKE TOKYOのリップアートメイク

この記事を書いた人

西川 嘉一が所属する
医療アートメイク院

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